青の祓魔師中心にもてた!間違えた!萌えたことやら日々の他愛ないことをつづっていきます。
勢いでやるのがいいのだろう。
ということでツイッターでお題が出たので、勢いだけで書いてみた。
お題:せめが理性を失い、うけが逃げ出す、バイオレンスかつ全米が泣くような作品
全米が泣くかはわかりませんが、雪男ファンは泣くかもしれない。別の意味で。
おふざけだと思って見て頂けたら幸いです。長くなったので続きは明日!
あ、因みに出来てる雪燐ですよー
ということでツイッターでお題が出たので、勢いだけで書いてみた。
お題:せめが理性を失い、うけが逃げ出す、バイオレンスかつ全米が泣くような作品
全米が泣くかはわかりませんが、雪男ファンは泣くかもしれない。別の意味で。
おふざけだと思って見て頂けたら幸いです。長くなったので続きは明日!
あ、因みに出来てる雪燐ですよー
弟と二人で住む寮の裏庭、もうずいぶんと手入れがなく草が伸び放題のその場所で燐は膝を抱えて座り込んでいた。
「逃げてくることなかったかもな…」
落ち込んだ声で一人呟く。一方でだがしかしと首を振った。悪いのは弟なのだ。マンネリ防止の為に用意したと言って取り出したものを見た瞬間、燐は部屋を飛び出してきた。何を見たか?思い出したくもない。それはどこから手に入れてきたのか、正十字学園の女生徒の制服だった。
思い出しても胸が痛む。それは弟と恋人関係になってからしばらくして生まれ始めた燐の懸念にも起因する。
弟はモテる。男として悔しさはあれど、兄としての誇らしさが勝るからそれはいい。
問題はそんな弟が、何を思ったかガサツで取り柄のない自分を選んだことにある。否、それすら問題ではない。問題は、唯一の血縁者であり、更に男である自分を選んだこと。
自分と違い選択肢が数ある弟があえて自分を選んだ根拠に確たるものを見つけられずにいる燐は、見せはせずとも弟の言動に敏感になっていた。そこに女の制服だ。考えたくなくても、一つの結論にいきついてしまう。
本当は、女の子がいいのだろう。
「って当たり前だっての」
自分だって女がいい。だがそれ以上に、雪男が良かったのだ。雪男だけが欲しかったのだ。
想いに気づいて一度は隠そうとしたものの、叶って少し浮かれていたのかもしれない。
雪男は聡くて優しいから、自分の想いに気づいて汲んでくれたのかもしれない。しかし、やはり無理はあって、せめてもの対策として、女装をさせて。本当はあの制服の似合う学友を思って代わりに…
そこまで思って、燐は自分で気づく前に壁に拳を打ちつけていた。大きな音がして、砕けるまで行かずともコンクリートの壁に大きな罅が広がった。先ほども同じ衝動のまま弟を殴りつけて出てきたのだが、そこの頓着はそういえば燐にはなかった。死んでないよな?なんて今更ながら思う。
「っあー…」
深く溜め息をついた。日陰に群をなすドクダミの匂いが鼻をさしてツンとする。額を壁に打ちつけるように押し付けて閉じていた目を開いた。その時だった。
続きはまた明日!
「逃げてくることなかったかもな…」
落ち込んだ声で一人呟く。一方でだがしかしと首を振った。悪いのは弟なのだ。マンネリ防止の為に用意したと言って取り出したものを見た瞬間、燐は部屋を飛び出してきた。何を見たか?思い出したくもない。それはどこから手に入れてきたのか、正十字学園の女生徒の制服だった。
思い出しても胸が痛む。それは弟と恋人関係になってからしばらくして生まれ始めた燐の懸念にも起因する。
弟はモテる。男として悔しさはあれど、兄としての誇らしさが勝るからそれはいい。
問題はそんな弟が、何を思ったかガサツで取り柄のない自分を選んだことにある。否、それすら問題ではない。問題は、唯一の血縁者であり、更に男である自分を選んだこと。
自分と違い選択肢が数ある弟があえて自分を選んだ根拠に確たるものを見つけられずにいる燐は、見せはせずとも弟の言動に敏感になっていた。そこに女の制服だ。考えたくなくても、一つの結論にいきついてしまう。
本当は、女の子がいいのだろう。
「って当たり前だっての」
自分だって女がいい。だがそれ以上に、雪男が良かったのだ。雪男だけが欲しかったのだ。
想いに気づいて一度は隠そうとしたものの、叶って少し浮かれていたのかもしれない。
雪男は聡くて優しいから、自分の想いに気づいて汲んでくれたのかもしれない。しかし、やはり無理はあって、せめてもの対策として、女装をさせて。本当はあの制服の似合う学友を思って代わりに…
そこまで思って、燐は自分で気づく前に壁に拳を打ちつけていた。大きな音がして、砕けるまで行かずともコンクリートの壁に大きな罅が広がった。先ほども同じ衝動のまま弟を殴りつけて出てきたのだが、そこの頓着はそういえば燐にはなかった。死んでないよな?なんて今更ながら思う。
「っあー…」
深く溜め息をついた。日陰に群をなすドクダミの匂いが鼻をさしてツンとする。額を壁に打ちつけるように押し付けて閉じていた目を開いた。その時だった。
続きはまた明日!
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